機材とうまく付き合う 1
機材を大切に使うためにこころがけたいこと
注意
・最後は結局音質などは聴いてみないと人によって好み、感じ方も分かれてくるので参考程度にどうぞ:)
・製品のスペック・性能については、製品のバージョンアップや情報の誤植などで実際に販売されている製品と異なる可能性があります。必ず購入前にメーカーHP等で十分に確認することをオススメします。
・特定の製品の販売促進を目的としているわけではありません。
1.過大入力は絶対さける
機材の許容範囲以上の入力信号を送ると、音が割れてしまうだけでなく、機材の内部の回路にも大きな負荷がかかり、故障の原因となります。
リミッターなどを使ってそれを防ぐこともできますが、基本的には音量チェックの段階で、メーターを振り切ることがないのを確認するとよいでしょう。
特にドラムの録音など、ダイナミックレンジが広い場合、急激に音量が変化し大きく振り切ってしまうことがあるので、注意が必要です。
それでもどうしても心配な場合は、リミッターをかませましょう。
音量を下げると音圧も下がってしまう…といった場合には、コンプレッサーを活用してみましょう。
2.機材をつなぐときはヴォリュームを0に
機材は電源のOn/Offの瞬間、あるいはケーブルの抜き差しの時に一時的に強い信号(電流)を流すことがあります。
ケーブルの抜き差しの時は、必ず接続する機材両方のボリュームを0にしましょう。
特にスピーカーなどの場合は、過大入力で一発でダメになってしまうこともあるので、注意しましょう。
3.不要な時はヴォリュームを下げる
どれだけ負担をかけ内容に注意していても、機械である以上、使っているうちに少しずつ回路は劣化していきます。
それを最小限に抑えるためには、機材を使用していない時はヴォリュームを0にして、不要な電流を最小限に抑えることです。
そもそも、実際に録音していない機材から信号が来ていると、作業の際にも思わぬところで音がはいってしまったり、ハウリングを起こしてしまったり、ノイズが入ってしまったりする原因にもなりかねないので、録音作業が終わったら、ヴォリュームを絞る癖をつけるとよいと思います。
4.ほこりはまめに掃除
機材にもよりますが、割と使っていると熱を持ちやすいものもあります。
機材にたまったホコリを放置しておくと、発火やショート、接触不良、故障の原因となりやすいので、まめに掃除しましょう。
掃除には電気屋などで売っている、OA機器用のエア・ダスターが便利ですが、使い方を誤ると機材を凍らせてしまい壊してしまうので注意(取扱説明をよく読んでください)。
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5.劣化した機材、異常を感じた機材は使うのをやめる
劣化した機材や異常のある機材はすぐに使用をやめましょう。
そのまま使っていると、最悪の場合、接続されているほかの機材を壊してしまう可能性があります。
異常を感じた場合は、すぐに使用を停止し、修理に出しましょう。
特に、シールド・ケーブルは消耗品です。
端子部分の接触不良の場合は、簡単なはんだ付けで直すことが可能ですが、劣化については直すことができないので、消耗品と割り切って新しいケーブルとの交換を検討しましょう。